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12月06日-02号

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  1. 里庄町議会 2021-12-06
    12月06日-02号


    取得元: 里庄町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    令和 3年12月定例会         令和3年里庄町議会第7回定例会会議録(第2)1. 招集年月日 令和3年12月6日(2日目)1. 招集の場所 里庄町役場議場1. 開   議 12月6日 午後1時1. 出席 議員 (4番欠番)    1番 藤 井 典 幸  2番 佐 藤 耕 三  3番 仁 科 千鶴子    5番 小 野 光 章  6番 仁 科 英 麿  7番 眞 野 博 文    8番 小 野 光 三  9番 高 田 卓 司 10番 平 野 敏 弘   11番 岡 村 咲津紀1. 欠席 議員 な  し1. 地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名   町長      加 藤 泰 久     副町長     内 田 二三雄   教育長     杉 本 秀 樹     会計管理者   田 口 二 朗   総務課長    赤 木   功     企画商工課長  村 山 弘 美   町民課長    枝 木 敦 彦     町民課参事   村 山 達 也   農林建設課長  仁 科 成 彦     農林建設課参事 鈴 木 達 也   上下水道課長  竹 内 伸 夫     国土調査室長  妹 尾   渉   教委事務局長  小 寺 大 輔     教育委員会事務局参事                               淡 路 尚 久1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長  小 野 宏 明1. 議事日程   日程第1 一般質問   日程第2 議案第74号 令和3年度里庄町一般会計補正予算(第10号)1. 本日の会議に付した事件   日程第1から日程第2まで            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時00分 開議 ○議長(岡村咲津紀君) 本日はご苦労さまです。 ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので、これより令和3年第7回里庄町議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。 去る12月3日の本会議における答弁において、村山企画商工課長より発言の訂正の申出がありますので、これを許可します。 村山企画商工課長。 ◎企画商工課長(村山弘美君) 〔登壇〕 去る12月3日の本会議において、議案第72号人権擁護委員候補者の推薦について、仁科英麿議員からの質疑に対して私の答弁に誤りがございましたので訂正をいたします。 人権擁護委員の年齢要件について、「任期の始期」と申しましたが、確認しましたところ「法務局への推薦日」でした。訂正し、この場でおわびを申し上げます。 ○議長(岡村咲津紀君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 1番藤井典幸です。 通告書にありますように、鳥獣被害有害鳥獣耕作放棄地についての2点質問させていただきます。 まず、有害鳥獣についてお伺いいたします。 里庄町でも、先月、猿の目撃情報がありました。その後は目撃情報も被害もなくよかったのですが、近隣の市では町なかにイノシシが現れて、走行中のスクーターと衝突し、運転していた方がけがをしたという報道がありましたし、他県ではイノシシに襲われてけがをしたという報道も多くあります。里庄町でも、有害鳥獣の目撃や農作物への被害が増加傾向にあります。まず、どのような動物有害鳥獣なのか、その種類と、町内で確認されている有害鳥獣を教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんの、里庄町で確認されている有害鳥獣についてお答えいたします。 まず、町内で捕獲の対象としている有害鳥獣は、イノシシ、ニホンジカ、ヌートリア、タヌキ、アナグマ、ハクビシン、アライグマ、ハシブトガラスハシボソガラス、キジバト、カワラバト、ヒヨドリの計12種を有害鳥獣駆除の対象としております。 そのうち、実際に捕獲が確認されているものは、イノシシヌートリア、タヌキ、アナグマハシブトガラスハシボソガラス、キジバト、カワラバト、ヒヨドリの計9種となっております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 今いろいろな種類を教えていただきました。タヌキとかイノシシとかヌートリアアナグマ。この間発見されたニホンザルというのは今はなかったんですけれども、有害鳥獣には指定されてないということでよろしいですか。はい。 里庄町で確認されている有害鳥獣は、まずどの地区でどの有害鳥獣が見つかっているのか、農作物への被害が出ているのか教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。有害鳥獣の分布状況と被害状況についてお答えいたします。 山に近い場所は、イノシシが多く分布しております。町なかを含めた広い地域では、ヌートリア、タヌキ、アナグマなどの中・小型獣類をはじめ、カラスやハトなどの鳥類が分布しております。 有害鳥獣による農業への被害面積は、令和2年中で約1.6ヘクタール、被害面積が約30万円となっております。            (「被害金額」と呼ぶ者あり) 失礼いたしました。被害金額が約30万円となっております。面積、金額いずれもイノシシによる被害が一番多くなっております。ただし、この数字は町が被害報告を受けて把握しているものだけですので、実際の被害はもっと多いと考えられます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 ありがとうございます。イノシシは大型の獣というか動物なので、非常に大きな面積を荒らしていくと。被害も分かりやすいということが分かりました。まず、知らないといけないのが、イノシシヌートリア、タヌキの生態、こういうものを知らないとやはり被害も軽減できないということなので、すいませんが、生態をちょっと教えていただけますか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんの、イノシシヌートリア、タヌキの生態についてお答えいたします。 まず、イノシシにつきましては、昼夜問わず餌を求めて活動いたします。食べるものにつきましては、芋や根茎、タケノコ、昆虫の幼虫やミミズなど、何でも食べる雑食性です。体重につきましては70キロから110キロ、頭胴長が100から150センチとなります。また、基本的に春に1回出産し、平均4から5頭の子を産みます。また、寿命につきましては、10歳前後のものが多く見られます。 次に、ヌートリアにつきましては、基本的に草食性で、巣穴の周辺の植物を中心に採食します。ヨシなど水生植物の茎、また農作物では水稲の苗をよく食べ、ほかにはニンジン、サツマイモなどを食べます。ヌートリアは夜行性ですが、昼間でも活動がよく見られます。生息地につきましては、池や沼、河川や中下流域の流れの緩やかな場所の周辺に巣穴を作って繁殖します。体重につきましては4.5キロから7キロ、頭胴長が50センチから70センチ、尾長が30から40センチとなります。年に二、三回出産して、平均5頭から7頭の子を産みます。 最後に、タヌキについてですが、主な生息地は都市郊外から里山、低山にかけてのある程度人の手が加わった地域で、緑地が連続している里地や里山に生息いたします。主には果樹や昆虫などを食べる雑食性で、残飯や生ごみも食べます。体重につきましては3から5キロで、頭胴長が50から60センチ、基本的に春に1回出産し、平均4から5頭の子を産むようになります。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 ありがとうございます。イノシシの生態とかね、ヌートリア、タヌキ、教えていただきました。イノシシは年間何頭だったかな、四、五頭ですか、産むということで、これ、非常に増えますよね。後から駆除状況も聞くんですけども、それに追いついていないのが実情ではないんかなというふうに思います。ヌートリア、これはさすがにですね、ネズミなので年に二、三回出産して平均で5から7頭産むということは、ねずみ算ということで、すごく増えているわけです。こういうのをね、やはりほっとくと、もうすごい数が多分市中にいるのかなというふうに思います。 毎年11月15日から翌年2月15日まで狩猟期間とされていますが、有害鳥獣の駆除に期間の制約などがあるでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんの、駆除の許可の期間についてお答えいたします。 岡山県では、狩猟期間として11月15日から2月15日間で狩猟期間として設けております。この期間であれば、狩猟登録している者は狩猟をすることができます。それ以外の期間につきましては、原則鳥獣の捕獲、駆除はしてはいけないことになっておりますが、里庄町につきましては対象の有害鳥獣について駆除許可証というものを発行しております。期間といたしましては、4月1日から11月14日と、11月15日から3月31日まで、計2回の駆除許可証というものを発行して、実際は通年で駆除許可ができるようになっております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。
    ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 すいません、もう一度ちょっと教えてほしいんですけど、この駆除許可というのは誰でも申請すればいただけるものなのですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんの、駆除許可証をどなたでも発行できるかというご質問です。 こちらにつきましては、まず猟友会のほうに加入をしていただいて、その後3年程度猟友会のほうで経験を積んだ方が、今度また実施隊というふうなものになります。そういった方々について、駆除許可証のほうを発行しております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい、分かりました。一応そういう駆除をするためには、そういう組織に入って駆除しないといけないと。一般の方が、ちょっとヌートリアがおるからといってできないということですね。 里庄町の有害鳥獣別の捕獲、駆除状況を教えてください。捕獲、駆除の方法と、鳥獣種別ごとの捕獲した頭数もお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんの、まず初めに捕獲、駆除方法についてお答えいたします。 捕獲、駆除につきましては、くくりわな、箱わな、銃により捕獲、駆除を行っております。 実際の捕獲、駆除した頭数ですが、イノシシヌートリアについてお答えをさせていただきます。 令和2年度の実績を申し上げますと、イノシシが68頭、ヌートリアが18匹、令和3年11月末時点の頭数を申し上げますと、イノシシが97頭、ヌートリアが18匹でございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 イノシシにあっては、頭数が増えていると。捕獲方法も、くくりわなとか箱わなですか、こういうものが使われているというふうにお聞きしました。ヌートリアに対しては18匹、これは毎年、何かこう変わらずというふうにも思うんですけれども、先ほど言ったように非常に年間で出産匹数が多いということを考えると、非常に捕獲実態が少ないかなというふうに思います。 いろいろな捕獲方法はあるんですけれども、捕獲方法で必要な免許が違うというふうに聞いたことがありますが、どのような免許が必要なのか教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんの、捕獲、駆除に必要な免許についてお答えいたします。 装薬銃または空気銃を使用する場合は第1種銃猟免許、空気銃のみの使用であれば第2種銃猟免許が必要です。くくりわなや箱わなを使用する場合は、わな猟免許が必要となります。また、当町では実績はありませんが、網を使用する場合は網猟免許が必要となります。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい。捕獲には、いろいろな免許が個々で必要なんだなと分かりました。 よく見るんですけど、ホームセンターなどで売られている箱わなですか、これを免許を持たない人が設置し捕獲した場合、どうなるでしょう。設置する人はですね、やはり農作物被害を受けている人で、何とかしないといけないなと思って、ああいうところで買うわけですよね。これは違法行為になるんですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんの、一般の方がわなを仕掛けることについてお答えします。 わなを仕掛けるに当たっては、やはり資格を持たれた方が設置をされます。わなであるとかも猟友会の方が設置をされて、その後、捕まりました。その後の駆除までを、そこまでを、捕獲、駆除、通してお願いをしておりますので、一般の方が設置することは難しいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 何かね、私、ホームセンターなどで箱わなを見ることもあるんですけれども、これはやっぱし違法ということでよろしいですかね。したら駄目ということですね、はい。 農林水産省が発表していますが、野生鳥獣による農作物被害、これは非常に高い水準にあることから、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律に基づき、現場に最も近い行政機関である市町村が中心となって実施する野生鳥獣に対する様々な被害防止のための総合的な取組を支援していますとあります。里庄町ではどのような取組をしているのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんの、里庄町の取組についてお答えいたします。 里庄町につきましては、捕獲については猟友会と連携いたしまして有害鳥獣の個体数の減少に努めております。また、それだけではなかなか有害鳥獣が減少しないので、また防護につきましては農地への防護柵の設置に係る補助というものを設けておりまして、捕獲と防護の両面で有害鳥獣被害防止に努めております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 捕獲と防除ですかね。たしか免許の取得、これはわなの免許ですかね、これの補助支援ですかね、これをしていると思いますけれども、この辺の説明をちょっとお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。免許の取得に対しての補助についてお答えいたします。 免許の取得費用、銃の所持許可の手数料というものが免許に際して必要となります。それが、第1種の場合は約11万円ほどかかります。それの2分の1を補助する制度がございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい。今の説明は、銃の保持いうんか、銃を持ったときの補助ですよね。免許を取るのに、何か補助がなかったですかね。なかったですかね。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 すいません。再質問にお答えいたします。 免許の取得に対して補助というご質問です。 免許の取得費用が、すいません、申請手数料が約5,200円かかります。初心者講習が4,000円かかります。それの2分の1の補助とあります。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい。免許の取得の補助、初心者と言われても、初心者がどういう方を言われるのかちょっと分からないんですけども、わな、いろいろ種類がありましたよね。わな猟免許とか、銃器の場合は第1種とか第2種とか、こういうものに対しての補助はないんですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 わなの取得補助についてお答えします。 すいません、ちょっと今手元に資料がないので、この部分についてはちょっとお答えをすることができません。申し訳ありません。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 これ、たしかね、銃の免許を、1人だったかな、何かわな猟の補助が2人だったかな、何かいうふうに回覧か何かで私見たんですけど、またその辺は教えていただけたらと思います。 先ほどから捕獲頭数とか捕獲方法とかいうところで出てきたんですけれども、ほとんどがですね、箱わなとかの、くくりわなか、そういうもので捕獲されています。結果的に、そういうふうに捕れる人を増やさないと頭数も減らないのかなと思っていますので、できればそういうことをですね、免許をしっかり取ってもらって、箱わなとかくくりわなを扱える人を増やして、駆除頭数を増やしていただけたらと私は思っております。 今後まだまだ有害鳥獣は増えると思います。有害鳥獣が増えると、農作物への被害の増加や、イノシシとの事故の可能性も上がります。全国的な問題だと思いますが、里庄町の有害鳥獣被害防止のこれからの対策は何か考えておられますか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんの今後の対策についてお答えいたします。 年々増加する有害鳥獣被害に対して、猟友会の皆さんにも捕獲をお願いし、しっかりと対応をしていただいているところです。しかし、猟友会につきましても高齢化が進んでおりますので、増加する有害鳥獣被害に対応していただくことが困難になる可能性もあります。そのためにも、町といたしましては、先ほどご説明いたしました狩猟免許等の取得費、補助制度や、県が実施している狩猟免許を新たに取得された方向けの狩猟技術伝承研修を周知するなど、将来に向けた捕獲体制の強化を図ってまいります。 また、鳥獣被害防止対策には、先ほども申しましたが、農業者自身が農作物を守る、いわゆる防護対策も必要となってまいります。よって、町といたしましては、捕獲については猟友会と連携し個体数の減少に努め、また防護については農地への防護柵設置に係る補助制度などを通じて防護柵の設置を推進するなど、捕獲と防護の両面で有害鳥獣被害被害防止対策に努めてまいりたいと思いますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい、ありがとうございます。 最後に、ちょっと鳥獣被害のところで、もう一つだけ質問させてください。 猟友会の高年齢化が進んでいると先ほど言われましたが、どれぐらいの隊員の方がおられて、年齢的にどれぐらいなのかなと。それだけ最後にちょっと教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんの、猟友会の年齢と、あと人数についてお答えいたします。 猟友会の平均年齢につきましては70.5歳、実施隊員平均年齢は同じく70.5歳となっております。 また、人数につきまして申し上げます。猟友会の会員は15名、そのうち実施隊員は13名となっております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい、ありがとうございました。猟友会の方のですね、平均年齢、また実施隊員の年齢というふうに、非常に高齢化が進んでるなというふうに私も思いました。これだけね、有害鳥獣の被害が拡大している中、やはりそういう駆除に携わる人たちをですね、しっかり育成して、この先もですね、鳥獣被害を減して、鳥獣の数も減してですね、いかないといけないのかなと思います。これからも町のほうもしっかりそういうところへ、考えながら前へ進んでいただきたいと思います、はい。 それでは次の質問に移ります。 耕作放棄地についての問題です。 現在、全国で深刻化している空き家問題と並んで問題視されているのが、耕作されずに放置されている農地です。専門用語では、耕作放棄地遊休農地といった呼び方をしています。現在、農業従事者の高齢化が進み、離農する人が増える中、その農地を継いでくれる後継者不足が深刻化しているのが現状です。また、何もない状況から農業を始めようとすると、土地の確保や農業用の機械などで高額な初期投資が必要なことも少なくないため、新規参入が難しいと敬遠されています。そのほかにもいろいろな原因があると思いますが、農業人口は著しく減少しています。農業人口の減少は、土地の管理にも大きく影響し、耕作をやめて休耕地や耕作放棄地が増える原因となっています。耕作放棄地とはどのような土地を言うのか、できるだけ分かりやすく耕作放棄地についての説明をお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんの、耕作放棄地の種類についてお答えいたします。 耕作放棄地については、その調査の種類によって呼び方が様々ですので、ここでは草刈りなどの管理がされていない荒れた農地という意味でご説明をいたします。 耕作放棄地の種類は3つございます。 1つ目は、農地法第32条第1項第1号遊休農地と呼ばれ、草刈り等を行うことにより直ちに耕作することが可能となる農地と、人の背丈以上に生育した雑木などがあり、草刈り等では直ちに耕作することができず、重機などの基盤整備が必要な農地の2種類でございます。 2つ目は、農地法第32条第1項第2号遊休農地と呼ばれ、利用の程度が周辺の地域の農地に比べ著しく劣っている農地でございます。 3つ目は、再生利用が困難な農地と呼ばれ、林野化しており、農地に復元するのがかなり困難な農地でございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい。耕作放棄地にも3種類あってですね、草刈り等ですぐに農地に戻せる農地、それとか重機を入れないといけない農地、それと3番目がもう再生不能、木なんかが生えてですね、再生不能というふうな農地があると、これが3段階ありますよというふうな説明でした。 里庄町でも、農地法においてですね、毎年その土地の状況調査を行ってですね、報告していると思いますので、お尋ねいたします。 里庄町の現在の耕作放棄地の面積、ここ数年間、耕作放棄地の面積の増減、里庄町では宅地開発が進んでいますけれども、農地から宅地への転用面積、その中にですね、耕作放棄地等の荒れた土地ですね、これがどのぐらい含まれているのか分かればお願いいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんのご質問にお答えいたします。 耕作放棄地の面積の推移ですが、平成29年度と令和2年度で比較した場合、先ほど3つの農地を申し上げましたが、それの合計面積が平成29年度は約25ヘクタールであったのに対して、令和2年度は約28ヘクタールと、約1.1倍に増加しております。 また、農地転用で面積がどの程度減少してるかということですが、平成28年から令和2年で平均いたしますと毎年約1ヘクタールの農地が転用され、面積が減少しております。 また、農地に占める耕作放棄地の割合につきましては、約11%となっております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい、ありがとうございました。すごい増えてますね。3ヘクタールですか。この小さな町、里庄で3ヘクタールだったら、大分大きな面積がだんだんだんだんやっぱり耕作放棄地になってるなあというふうに分かりました。 では、これから耕作放棄地の対応についてお聞きするんですけれども、耕作放棄地も農地だと思いますが、その農地の税価格を教えてください。比較対象として、宅地の税価格もお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 村山町民課参事。 ◎町民課参事(村山達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員の質問にお答えいたします。 耕作放棄地に係る固定資産税についてですが、木や灌木が生い茂り、現況が山林や原野と認められる場合は、農地に復元し得ないものとして山林や原野として評価し、農地よりも安い税額で課税をすることになります。 さて、固定資産税の税額ですが、令和3年度における1坪当たり3.31平方メートル当たりの平均は、田は5.3円、畑は2.1円、原野は1.1円、山林は0.9円となります。宅地の場合ですが、住宅が建っていて住宅用地の特例が適用されている土地は1坪当たり162円。それ以外の宅地、商業地や工場用地だと思います、そういったものは517円でございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい、ありがとうございました。山林とか農地とかね、この価格、5.3円とか1.1円とか非常に安い税価格ですね。それに比べて、宅地162円、商業用地517円ですか、もう非常にこう高額という、高額といえば、それが普通なんですけども、宅地の税価格に比べてですね、農地の税価格、著しく安いことが分かりました。確かに農業をするためには広い面積の農地が必要ですので、税価格が低く設定されていると思います。しかしながら、税価格が安いために、耕作をやめて荒れ放題になった土地を所有していても、さほど生活に影響もしないということだと思います。宅地に当てはめるとですね、使っていない宅地は税負担が大きく、再利用や売買を考えると思います。平成29年度からは、政府は耕作放棄地の課税強化を打ち出しておりますが、里庄町には対象となる耕作放棄地はあるのでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんのご質問にお答えいたします。 課税強化となる農地があるかどうかいうことですが、毎年9月に農地利用状況調査というものを行います。その後にですね、農地利用意向調査というものを行います。その意向調査の中に、農地中間管理機構のほうへ農地を貸し付けるとかいった場合に、その課税対象の農地になります。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 ちょっとよく分からなかったんですけど、中間管理機構に貸し付ける土地は課税強化ですか、しているという認識でよろしいですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんのご質問にお答えいたします。 制度上はそのようになっておりますが、現在当町ではそういう課税強化のほうまでは至っておりません。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 課税強化のできる土地はあるけれども、そこまで至ってないというふうな認識でよろしいですかね。はい。 私は、政府の打ち出している課税強化、これは賛成です。といってもですね、資料にあるんですけど、課税強化をしてもですね、約1.8倍という、政府が課税強化できますよということを言っています。1.8倍です。先ほど税価格聞きましたよね。非常に安い。これに対して1.8倍かけてもさほど効果がないんじゃないかなというふうに、私、思います。できればですね、放置年数に合わせて、今の税価格の10倍や20倍という課税強化をしてもらいたいと。課税が難しいのであればですね、罰金を取るようなやり方も考えられるんですけれども、そのようなことは里庄町としてはちょっと、実際にできることなんでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 村山町民課参事。 ◎町民課参事(村山達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員のご質問にお答えします。 固定資産税の考えなんですけども、課税強化で1.8倍という数字が出ております。実際のところ、1.8倍といいますか、今まで農業をされるので0.55ですか、補正をかけて安くしているのを、引き下げてるのを取りやめてるという経緯がございます。これは何かと申しますと、やはり日本の農業ですかね、農地の面積が小さいですので、実際の評価額よりも農地がやっぱり収益が少ないということで、先ほどの0.55の補正をかけておったということです。それを取りやめるということです。 あとは、藤井議員のおっしゃられた10倍とか20倍のお話なんですけども、固定資産税の考え方としましては、地方税法のほうに市町村は固定資産評価基準、これは総務省が定めております。それに基づいて固定資産の価格を決定しなければならないとなっております。その評価基準には、土地の評価は適切な時価に基づいてとなっております。そのため、やはり農地よりも荒れた農地のほうが評価が下がるのは当然でございますので、税としてはその10倍、20倍の税率で課税をすることは難しいということでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい。難しいということで、ということは罰金も駄目ですよね。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんの、罰金についてのご質問にお答えいたします。 農地法では、周辺の地域における営農条件に著しい支障が生じる、または生じるおそれがあると認められる場合には、農地の所有者等に対し支障の除去など必要な措置を命ずることができるとされております。命令に違反した場合は30万円以下の罰金に処するとされておりますが、制度としてはそのようなものがありますが、当町としては新たな罰金までは考えておりません。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 制度としてはあるけれども、ちょっと難しいだろうということであります。 先ほど、政府の言う課税強化ですね、これが1.8倍というのを、これはもう政府がしてもいいと言っているわけですから、できれば、これ、税収になるんで、してほしいなと、最低でもこれぐらいはしてほしいなと思うんですけれども、今後こういうことをちょっと考えてはいかがですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんのご質問にお答えします。 この課税強化につきましては、運用面について様々な問題もあります。また、当町では、先ほども申し上げましたが、勧告までに至ってないという現状がありますので、近隣市町と確認をしながらですね、今後対策のほうを進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい、周りの状況を見ながら、できればしてほしいなと。微々たるものですよ。ですが、これも税収ですから、そういうところでしっかり課税強化していただきたいと思います。 耕作放棄地にはいろいろな問題があります。1番に上げられるのは、雑草や害虫の問題。農地に限らず管理の行き届かないほったらかしにされた土地は、雑草が生い茂り、多くの害虫が発生します。農作物を植えない農地に農薬を使うこともないため、雑草や害虫のたまり場となってしまいます。その雑草の種や害虫が周辺に飛散し、被害は周囲にも広がり、歯止めがきかない状況となります。 次に上げられるのは、鳥獣被害です。山際の農地には、山間部に住む鳥獣と人の住む宅地との緩衝地帯としての役割があります。それによって、集落への鳥獣の侵入を防ぐ効果が発揮しています。しかし、耕作放棄地が多くなれば緩衝地帯がなくなり、侵入を防ぐことができなくなり、鳥獣被害を受けることになります。最近、熊やイノシシが集落に現れるといった全国的なニュースが多くなったのも、この耕作放棄地の増加が原因の一つと考えられます。 そして、ごみの不法投棄の問題も出てきます。人の存在がない空き地は、ごみの不法投棄場所の対象にされます。特に田舎の耕作放棄地となれば、不法投棄も人の目を気にせずに行えるので、一層不法投棄されることになります。ごみの不法投棄は美観を損なうことになり、周辺の生活環境を悪化させる原因の一つにもなっています。 このような多くの問題が出てくる耕作放棄地の現在の対策は、どのようになっているのでしょうか。苦情があれば土地の所有者に連絡しているように聞いていますが、どのようにしているのか教えていただきたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんの、当町の対策についてお答えいたします。 対策の前にですね、現在実施しております耕作放棄地の確認の流れについてご説明させていただきます。 耕作放棄地につきましては、先ほども少し触れましたが、毎年9月に農業委員、農地利用最適化推進委員、計12名の方に町内全域の農地を対象に農地パトロール、農地利用状況調査とも言われますが、を実施しております。その後、現地確認調査を行った後、新たに荒れている農地について地権者に対し注意喚起と今後の利用意向を確認するための利用意向調査を通知し、適正な管理をするように促しております。 また、荒れた農地の隣で農業をされている方や住民の方から、雑草が生い茂って何とかしてほしいという苦情があった場合は、現地のほうを確認いたしまして、荒れている状況の写真や地図を添付いたしまして、早急に草刈り等対応していただくよう地権者の方に対して個別通知をしております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 先ほど、苦情があればですね、個別でしていると。荒れてる新規の土地ですか、調査したときに新規の土地にはその土地の持ち主に注意をしてるいうふうに聞こえたんですけれども、もうずっと荒れっ放しのところはもう何もしないということですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんのご質問にお答えいたします。 荒れている農地をそのままにしておくかということですが、基本的には荒らさないように地権者の方にそういった草刈り等で管理をしていただくようにお願いをしております。先ほど、農地利用状況調査の後、意向調査というものを行いますというお答えをさせていただきましたが、その中に農地中間管理機構に農地を貸し付けるであるとか、あと草刈り等で維持管理をしますとかという設問に対してお答えをしていただくようにしております。そういった中間管理機構であるとか保全管理をしていただくように、草刈り通知とは別にご案内をして管理をしていただくようにお願いをしております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 荒れとる土地っていうのは、毎年1回そういう土地の調査がありますよね。その調査ごとにですね、荒れてる土地の持ち主には必ず1年に1遍意向調査とか、そういう意思確認とか、そういうことをされてるということでよろしいですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんのご質問にお答えいたします。 意向調査につきましては、毎年度調査をしております。その中で、新たに荒廃地になった農地につきましては、そういった意向調査をしております。今後につきましては、そういった農地に全て意向調査をできることがベストだとは思うんですけど、今後はそういったことも踏まえまして、全ての農地に対して通知ができるようにしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい、分かりました。ずっと耕作放棄地になりっ放しのところにはしていないというふうなことですね。新しくなったところに対しては意向調査をするというふうなことでよろしいですか。はい。 やはりね、ずっと耕作放棄地耕作放棄地なんですよね。きれいにならない。結果的に土地の持ち主も県外に出ている方とかいう方は、その土地の今の現状を知らないということが多いと思います。やはり担い手不足が、後継者不足とか、どういうん、相続の関係もありますけれども、やはり自分の土地は自分で守るのが、これが原則です。でも、実際に自分の土地がどうなっているのかというふうなことを知らないといけない。そういうことをするためには、やはり今現在耕作放棄地になっている持ち主には、適切にしてほしいというふうな通知を全ての耕作放棄地の持ち主にするべきだと思います。また、今後の土地の管理をどうしていくのか。先ほどありましたね。意識調査や意識確認、こういうのを土地の所有者、荒廃農地とかそういうところの持ち主にする必要があると思います。そういうことをすることによってですね、やはり、ああこういうことになっているんだなと、意識確認ができると思います。このような取組はできると思いますが、今後していただけるような取組はどうでしょう。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんのご質問にお答えいたします。 まず、相続人が不明であるとか、そういった方の対応についてまず答弁させていただきます。 農業委員会としては、職権で、所有者を確認するために必要な書類を入手することができます。よって、相続人に当たる方を調べまして、先ほど申し上げました草刈りの通知と同様に通知を出しております。今後、全ての農地に対して意向調査をするいうことでありますが、制度も今年度からちょっと変わりまして、先ほども申し上げましたが、今後そういった方々にも通知を出せるよう検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい。土地の持ち主に知らせるということは、非常に大切なことだと思います。現状を知らない方もたくさんおられます。また、相続されたけれども、どこの土地が自分の土地かということを知らない方もおられるんですよ。ですので、まず知らせて、こういう状態ですよと。何とかしてほしいと。土地の持ち主はその土地を守らないといけないというふうにお知らせするだけでも大分効果はあると思うんです。そういうところから、小さなことですよ、実際にそれが、どれぐらい耕作放棄地が減るか分かりませんけれども、知らせるということは非常に大切なことだと思いますので、ぜひともやっていただきたいと思います。 また、国や県、町などによる耕作放棄地解消の支援や補助制度、これはどのような、あるかお尋ねします。たしか先ほど出た農地中間管理機構の耕作放棄地対策や耕作放棄地再生利用緊急対策交付金などがあると思いますが、その辺も説明をお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんのご質問にお答えいたします。 まず、補助制度につきまして答弁させていただきます。 国において補助制度はございますが、例えば面積要件が1ヘクタール以上必要であるなど、やはり大規模な営農を想定して制度設計がされたものが多く、当町のような規模が小さい農地ではなかなか対象になりにくいのが現状でございます。その中で、岡山県が独自に実施しております荒廃農地再生利用促進事業という制度があり、これは耕作放棄地を再生する場合と営農を開始する場合に、それぞれ10アール当たり2万5,000円補助が出るもので、これに呼応する形で当町も同様の補助制度を町の単独事業として令和2年度から設けており、今年度1名の方が利用されております。 次に、農地中間管理事業について答弁させていただきます。 この事業は、岡山県農地中間管理機構という機関があります。この機構が、農業経営のリタイアや規模縮小など、農地の受け手を探している農家から農地を借り受け、農業経営の効率化や規模の拡大を考えている受け手に貸し付ける制度でございます。メリットとしましては、農地の出し手は、公的機関が農地を預かりますので安心して貸すことができます。また、農地の受け手は、公的機関が間に入ることにより安定的に、まとめて農地を借りることができ、経営規模の拡大が図れます。ただし、農地を貸付け申込みしても、受け手が見つかるまではご自分の農地を管理していただくようになります。また、当町の農業委員会のほうが再生不能と判断した遊休農地などは貸付けできないといった条件がございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 再生利用をしたときに補助金を出すと。一番最初に言いましたけれども、農業自体がですね、高齢化してですね、非常にその土地を再生するというのは非常に難しい部分もあると思います。また、農地中間機構、これ、登録やマッチングですかね。これ、今の状況、どんな具合なのかちょっと教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんのご質問にお答えいたします。 農地中間管理機構のほうを利用されている方につきましては、平成30年度は1筆1,460平米だったものが、令和3年11月末時点で65筆、約3.5ヘクタールまで増えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい。マッチング自体、登録やマッチングがうまくいってですね、再生してくれるという土地が増えているということで、非常にいいことだと思います。でもですね、耕作放棄地の持ち主は、この制度を知らない人もいるんですよね。登録してうまくマッチングがいけば耕作放棄地がもっと減るわけなので、先ほどの耕作放棄地の持ち主、これは全ての方に意向調査とかそういうものをしていただくときにですね、こういう耕作放棄地の登録もお願いしたらどうでしょう。中にはこういうことを、登録してですね、マッチングがいけば、その耕作放棄地もですね、うまく利用できるのかなと思いますが、どうですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんのご質問にお答えいたします。 毎年、耕作している方に対して営農計画書というものを発送しております。その中に、農地中間管理事業のチラシを同封しております。また、広報紙にも農地中間管理事業についての記事を掲載しております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。
    ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 いえ、私、耕作放棄地になっている方、持ち主の方にですね、こういうのもありますよと、登録したらどうかなというふうなことをしてほしいなというふうに言っているので、今耕作している人も確かに高齢化が進んでいてですね、どうしようかなという方はおられるんですけれども、その辺の耕作放棄地の持ち主とか、そういう方にお知らせしてはどうですかという話なんです。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんのご質問にお答えいたします。 藤井議員さんがおっしゃられることはごもっともだと思いますので、他市町もこういった問題に取り組んでいるところだと思いますので、他市町の参考事例を踏まえながら、今後検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 すいません、他市町の状況をと言われますけれども、これ、他市町の状況を見なくても手紙は出せると思うんですよ。できれば耕作放棄地を一つでも減すという努力があればですね、このお手紙は書けるんです。渡せるんです。送れるんです。こういうことを実際にしてほしいなと私は言っているわけですよ。できれば前向きにしていただきたい。そうすることによって、里庄町の耕作放棄地が一つでも減ってもらいたいという思いから言っているので、ぜひともしてほしいと思います。 他の自治体ではですね、耕作放棄地にヒマワリやコスモス、れんげ、スイセンなどの植物を植えることによって、耕作放棄地の解消につなげるという取組をしているところもあります。植物を植えることによって、土壌の質や農地を維持し、周辺の農地に悪影響を与える心配もありません。そうすることで、耕作放棄地をすぐに農地として利用も可能となります。里庄町でも、このような取組をしたらいかがですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 藤井議員さんのご質問にお答えいたします。 先ほど申し上げましたが、当町の農業者の実態や農業形態などを踏まえまして、他市町の補助制度も、単独で補助制度をされているところもありますので、そういった実例などを参考に、今後研究してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 その辺についてはね、他市町村はうまくやっているところもありますので、そういうのを参考にしていただいてですね、セイタカアワダチソウが生い茂るよりは、れんげやスイレン、コスモスなどがね、咲いてるほうが美しいと思います。 最後になりますが、町民のほとんどが美しい町里庄を望んでいます。美しいという基準は人それぞれ違うと思いますが、セイタカアワダチソウの生い茂る荒れた田畑は多くの人が望まない里庄の景観ではないでしょうか。田畑を荒らさないためには土地の持ち主の努力が必要ですが、持ち主の高齢化や担い手不足により田畑の維持管理ができず、耕作放棄地が年々増えています。何もしなければ、これから先も耕作放棄地鳥獣被害は増えるばかりです。できることを探して、少しでも耕作放棄地や荒廃農地を減らすことをしなければならないと思います。有害鳥獣も、好きこのんで恐ろしい人間の近くに出てきません。おいしい食べ物の近くに身を隠す茂みや藪などがあれば、住みやすい、子育てしやすい環境となります。耕作放棄地や荒廃農地が減れば、そこをすみかにしている野生動物が減り、鳥獣被害も減少します。 最後に、町長、耕作放棄地対策や鳥獣被害対策は非常に難しい問題だと思いますが、美しい里庄を守るためにこれから先どう取り組むか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 藤井議員の、耕作放棄地対策について今後どういうふうに考えるのか、取り組むのかというふうなご質問ですが、まず美しい町ということについて、ちょっと私のほうから考えを述べさせていただきます。 町民の方が望むですね、美しい自然環境、生活環境の創出にはですね、町民の方と行政が連携協力して取り組むことが必要になってまいります。そのためには、町民の方一人一人がふだんからそういうふうな意識を持っていただくことが大切だと思います。こうした取組として、1点目としては、例えばごみの減量化や再利用としての分別収集、また春と秋にですね、分館での地域の道掃除、草刈り、水路の清掃、また11月の町内一斉のクリーン作戦、企業や団体ボランティアによる地域の清掃活動などをしていただいております。そういうふうな官民挙げてのですね、美しいまちづくりへの取組がやはり大前提になってくるのではなかろうかと、このように考える次第でございます。町としては、そういった民間の方の活動の支援、それから環境美化意識の普及に努めるほか、水路や河川の水質改善のためには下水道の整備も計画的に進めていって、そういうことも大きな役割を果たすのではないかと、このように考えています。 先ほど来、藤井議員がおっしゃられている田畑の荒廃はですね、やはり1点目のご質問の有害鳥獣の被害にも直結する問題であります。高齢化や後継者の不在によってですね、耕作放棄地が進んだ結果によるものでですね、先ほど来、度々出てきております中間管理機構の利用や収益率の高い農産物の取組も一定の改善は見込めるところですが、全ての解決には至りません。やはり藤井議員もおっしゃられたようにですね、個人の土地であり財産なので、私としては所有者の責任において管理をしていただくのが大前提だと考えます。そういったことから、少しでも個人の管理がしやすくなる支援はどういったものがあるのか、いろいろご提案いただきましたので、そういうふうなことを総合的に考えて対策を取ってまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい。今日は2点ほど質問させていただきましたが、やはり耕作放棄地の対策、これをしっかりするとですね、鳥獣被害も減るということなので、皆さん自分の土地は自分で守るが基本なんですけれども、守りやすい環境をつくるというのも行政の仕事だと思います。よろしくお願いいたします。 終わります。 ○議長(岡村咲津紀君) この際、15分間の休憩をいたします。            午後2時18分 休憩            午後2時34分 再開 ○議長(岡村咲津紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 仁科議員より資料が提供されておりますので、机の上に配付させていただきました。 先ほど、鈴木農林建設課参事より発言の訂正の申出がありますので、これを許可します。 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。先ほど藤井議員さんの質問の中で、費用に対する町の補助について私のほうから答弁いたしました。その内容について誤りがありましたので、再度ご説明をさせていただきます。 免許取得に対する費用や銃所持許可に対する費用が約11万円と私のほうが申し上げましたが、これは免許取得費用と銃所持許可に係る費用に加えて、狩猟者登録の費用も含まれたものでございます。免許取得費用と銃所持許可に係る費用は、1種免許を取得し装薬銃を所持する場合「11万」ではなくて「3万5,000円」であり、それを町では2分の1補助しております。 以上でございます。訂正しておわび申し上げます。 ○議長(岡村咲津紀君) 次に、6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 6番仁科英麿です。 通告に従い2項目伺います。1つ目は、9月議会での質問の続きですが、新ごみ焼却施設建設事業の進め方についてです。2つ目は、デマンド型200円乗合タクシーの運行についてです。私の質問は30分に限られていますので、専門的な部分なども細かく説明できませんが、単刀直入な質問になると思いますけれども、執行部の皆さんについて、答弁については時間が限られておりませんので、この質問の意をお酌み取りいただきまして、詳しく丁寧に、かつ分かりやすく、もう的確な答弁をいただければと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、早速質問に入らせていただきます。 まず、新ごみ焼却施設建設事業の進め方についてですが、金山に新たに建設しようとしているごみ焼却施設は、これまでの答弁から建設費が140億円から150億円、里庄の一般財源の純粋な持ち出し額だけを見ましても4億円から4億5,000万円にも上ると見込まれるということで、もう極めて大きな事業であることが分かりました。また、稼働後は、危険な交通量が増え、町内及び周辺の地域において広範囲にわたって道路交通に悪影響を与えることは間違いありません。さらに、焼却炉の内容次第では、周辺の住民はもちろんのこと、全町の住民、町民全体、あるいはさらにその周辺まで健康にも重大な影響を及ぼしかねないという心配もあるわけであります。そのような重大な事業が、この地元里庄町のこの議会では、この建設費の予算計上のときに初めて議題になります。審議対象になるだけというのはどう考えてもおかしいと私は思い、昨年から質問を繰り返させていただいております。前回の9月議会では公害関係について掘り下げた質問をしようとしましたけれども、冒頭から的確な答弁はいただけないまま時間切れになってしまいました。そういう経過の中で、これから引き続き問題点と思われる各項目について順次質問させていただきたいと思っております。 まず、公害関係ですが、まず一般的にですね、一般的にごみ焼却時の排煙、煙の中に含まれているダイオキシン及び水銀にはどのような危険性があるのか伺います。煙の中には、ばいじんだとか硫黄酸化物、窒素酸化物なども、いろんなものが入っているわけですけれども、一番気にしているのがこのダイオキシンと水銀ということでございます。よろしくお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。ダイオキシン類は、毒性の高い物質であることで知られています。発がん性や生殖毒性等が報告されていますが、そのため非常に厳しい排出基準が設けられており、耐容1日摂取量の観点からも数値が4ピコグラムTEQ・パー・キログラム体重・パー・デイと示されています。新しい焼却場では、排出基準の観点からも、耐容1日摂取量の観点からも問題ないレベルになるよう設計され、管理してまいります。ダイオキシン類による公害被害は、日本では確認された実例がございません。 水銀も、体内に取り込まれ、神経、内分泌器、腎臓障害を起こすとされていますが、有機物と結合した水銀、一般的にアルキル水銀と呼ばれますが、これにつきましてはメチル水銀、エチル水銀等の総称でありまして、これは有名な水俣病とかそういった原因となったものでございます。アルキル水銀中毒になりますと、知覚、聴力、言語障害、視野の狭窄、手足の麻痺等の中枢神経障害を起こし、ひどいときには死に至ることもあるというふうになっております。ほかには、金の精錬をする中で蒸気となった水銀を吸い込む等の特殊環境の中での中毒であり、拡散する中で濃縮されることはありませんことから、排出基準を守る限りは影響はないものと考えております。可燃ごみとして水銀含有物が入ること自体が本来あってはならないことから、関係市町、焼却場とも連携を取り、混入をしないように周知徹底をしてまいります。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 危険性について一般的に聞いたんですが、対策等についても何かお答えいただいたけど、かえって混乱しますので、すみませんが順次でお願いしたいと思います。 それで、ダイオキシンの危険性、あまり強く説明がありませんでした。日本では例がないと、こういうご説明だったんですが、そう言うんだったらちょっと触れさせていただきたいんですが、かつて1960年代のベトナム戦争時代にアメリカが枯れ葉剤をベトナムにまいた。これでベトちゃん・ドクちゃんというような奇形の障害児が、あれは典型ですけども、障害児が多く産まれました。それから、日本ではPCB事件とか、あるいは大阪でごみの焼却施設で非常に高濃度のダイオキシンが出たというので騒がれたこともあるということで、やっぱり日本では確かにPCB以外のダイオキシンで大きな被害の例はないということですが、あまり安心してはいけないと。 水銀については、もうご存じのとおり水俣病がその象徴的な事例ですけれども、そういう事例もあったということで、今は大きな問題にはなっていませんが、やっぱりどういう状況であるかということは常に留意をしていかなきゃいけないというふうに私は思っております。 それで、じゃあ日本ではどういうふうに規制しているか、そして現状はどうかということを伺うわけですが、このダイオキシンと水銀に対して環境基準値、それと排出基準値はそれぞれどうなっているのか。だから、守ってる、守ってないということじゃなくて、基準値がどうなってるかということを伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 ダイオキシン類と水銀の環境基準値及び排出基準値についてご説明いたします。 まず、ダイオキシン類ですが、まず大気、環境基準が0.6ピコグラムTEQ・パー・立方メートル以下、年平均値。排出基準が1ナノグラムTEQ・パー・ノルマル立方メートル。水質につきましては、環境基準が1ピコグラムTEQ・パー・リットル以下。海、河川、湖沼、湖、沼でございますが、設定がありません。環境基準のとおりとなっております。排出基準につきましては、10ピコグラムTEQ・パー・リットル。水の底質、環境基準150ピコグラムTEQ・パー・グラム以下。土壌につきましては、環境基準1,000ピコグラムTEQ・パー・グラム以下となっております。 続きまして、水銀ですが、大気、環境基準が0.04マイクログラム・パー・立方メートル以下。排出基準が30マイクログラム・パー・ノルマル立方メートル。水質ですが、環境基準が0.0005ミリグラム・パー・リットル。海、河川、湖沼、こちらにつきましては同じく設定なしで、環境基準のとおりとなっております。排出基準は、0.005ミリグラムHg・パー・リットル。地下水、環境基準が0.005ミリグラム・パー・リットル。土壌につきましては、環境基準1リットル中に0.005ミリグラム・パー・リットル以下であること。            (「課長、ひとつゼロが足りん」と呼ぶ者あり) 失礼しました。1リットル中に0.0005ミリグラム・パー・リットル以下であること。ダイオキシン類、大気の環境基準値は0.6ピコグラムTEQ・パー・立方メートル以下となっています。 新ごみ焼却施設の規模、130トン・パー・デイ、60トンの24時間で、2炉の排出基準値は1ナノグラムTEQ・パー・立方ノルマル立方メートルですが、さらに厳しい0.05ナノグラムTEQノルマル立方メートルの自主基準値を設定しています。水銀の新ごみ焼却施設の自主基準値は、排出基準値と同じ30マイクログラム・パー・ノルマル立方メートルとなっています。 以上です。 失礼いたします。水銀の地下水の環境基準の数字について訂正をさせてください。正しくは「0.0005ミリグラム・パー・リットル」でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 事前にいろいろと勉強させてもらおうと思って聞いてたんですが、今詳しく初めて聞きましたからフォローし切れませんでしたので後でまた丁寧に見たいと思いますが、アルキル水銀についての話が全くありませんでした。水銀という言い方ですが、それは総水銀という意味かなあと思いながら聞いたんですが、アルキル水銀がそれぞれどうなっているのか。それから、今度は対象として土壌ですね。土壌の総水銀、もう一回ダイオキシンは幾つで総水銀は幾つだったか。総水銀の土壌については答えはなかったかもしれないんですが、ちょっとそこをお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 こちらの先ほど申し上げました数値につきましては、西部衛生施設組合のほうから情報提供いただきまして答弁をさせていただいております。アルキル水銀については、具体的な数値の記載は見つけることができず、基本的には検出されないことということで認識しております。 それぞれ土壌についてもう一度申し上げます。ダイオキシン類、土壌の環境基準1,000ピコグラムTEQ・パー・グラム以下。水銀、土壌環境基準1リットル中に0.0005ミリグラム・パー・リットル以下であること。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 はい。そうすると、ダイオキシンは土壌、水銀も同じですか、土壌は地下水と同じだということですね、環境基準は。それと、アルキル水銀は検出されないということであると理解をさせていただきたいと思います。 それで、現在の焼却炉について、それらの項目に係る測定結果はどうなっているのか。測定結果ですから、排出及び環境測定があるならその環境測定の数字、それぞれどのようになっているか伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 現在の焼却炉は、西部環境整備施設組合の所管となります。排出ガスに係る測定値は、組合で測定を行い、1年に1回、地元連絡協議会に報告しているところです。 ダイオキシン類については平成23年度以降、水銀濃度については平成30年度以降データを確認いたしましたが、いずれも基準をクリアしておりました。 具体的な数値を申し上げますと、ダイオキシン類は、A炉、現在の焼却場、A炉、B炉ということで2炉で稼働しておりますので、それぞれのデータでございます。A炉では、直近が令和2年12月9日で、0.056ナノグラムTEQ・パー・ノルマル立方メートル。平成23年度以降の最大が0.88、最小が直近の0.056となっています。B炉では、直近が令和3年1月12日で、0.12ナノグラムTEQ・パー・ノルマル立方メートル。最大が0.94、最小が0.052となっています。 続きまして、水銀です。水銀は、A炉では直近が令和3年1月26日で、ガス状水銀濃度が0.42、粒子状水銀濃度が0.021マイクログラム・パー・ノルマル立方メートルです。B炉では、直近が令和2年12月22日で、ガス状水銀濃度が0.24、粒子状水銀濃度が0.024マイクログラム・パー・ノルマル立方メートルです。排ガス中の水銀に基準がかけられたのは平成30年以降なので、それ以前のデータは未測定か欠落しているとのことです。 周辺地域の環境基準についての調査は実施しておりません。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 このデータのことには、もう何か月も前から私は言ってるんですが、事前に何回も施設に訪問もしましてお願いをしましたけど、今初めて聞く新しい数字も入っておりますし、非常に分かりにくいんで、もう一度ですね、後ほどデータをきちっと整備をして教えていただきたいと思います。 具体的に、じゃあ今までのそのデータは全て許容の範囲内だったのかということを伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 先ほど説明いたしました数値でございますが、ダイオキシン類については平成23年度以降、水銀濃度については平成30年度以降、データを頂戴し確認いたしましたが、いずれも排出基準をクリアしておりました。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 全て満たしているということで一応安心しましたが、ダイオキシンは23年度以降であるというお答えですが、そんなはずはないので、運転開始が平成11年ですから、それ以降のデータがあるはずで、そして運転の仕方を変えたりしてるわけですから、全部遡って資料いただきたいと言って、幾ら言っても出てこないんですが、これはもう後で結構ですから、それをひっくるめてですね、きちっとデータをいただきたいと思います。 それから、水銀は30年以降から規制がかかって測定を始めているということで、一応相当余裕を持って合格だということがさっきのデータで分かってくるわけですが、後で詳細に見せていただきたいと思います。 現在の、ダイオキシンについてこれから伺いますが、排出基準は1であると。1ナノグラムTEQ・パー・ノルマル立米というお話でしたが、ダイオキシン類対策特別措置法による排出基準値は1時間当たりの焼却能力で決められていまして、1時間当たり4トン以上ですから日量96トンですが、96トン以上の炉の排出基準は1ではなくて0.1ナノグラムTEQとされているわけです。それにもかかわらず、先ほど0.1ではなくって、それより1桁甘い1以下でいいんだというご説明なんですが、それだと全て合格してるということですが、それはなぜなんですかということを伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 0.1ナノグラムではなくて1ナノグラムなのはなぜかということですが、現在の里庄清掃工場焼却場のダイオキシン類の排出基準値は、ダイオキシン類対策特別措置法の経過措置により1ナノグラムTEQ・パー・ノルマル立方メートル以下となっております。これは、特別措置法施行時、平成12年1月15日において現に設置されている施設(平成9年12月2日以降に設置の工事が着手されたものを除く)については1ナノグラム以下という規定に基づいているものです。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 9年12月1日以降に工事を着手したものについては0.1以下だということでよろしいでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 仁科議員おっしゃるとおり、平成9年12月2日以降に設置の工事が着手されたものを除くとなっておりますので、お見込みのとおり0.1ナノグラムが適用されるものと考えます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 この工場の竣工は11年の3月15日と。使用開始が同じく11年の4月1日。それより1年半ほど前のですよ、9年の12月1日。じゃあ、以前にこの施設、炉ですね、焼却炉の建設の着工が行われたのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 時系列につきましては、里庄清掃工場のほうに確認しております。現在の施設、工場の工事が始まったのが平成8年7月13日です。その後、平成9年の3月7日に一般廃棄物処理施設設置届、申請を県に出しております。3月の11日に届出が受理されておりまして、その後、工事を始めたということでございます。工事というのは、炉の設置工事です。3月から12月まで9か月ありますが、その間のいつの日に具体的に工事が始まったかというのは現時点では確認されておりませんが、それまでに着工したという回答でありました。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 工場の着手は8年ということは分かりましたが、施設というのは炉なんですよね、焼却炉。炉の着工はいつだったか。それが9年12月より後だったら、もうそのときに新しい規制基準が、ダイオキシン類対策特別措置法の前の大気汚染防止法によって決められていますので、それが適用になっているから、それでやらなきゃいけない。工事がまだ着手してなければ、設計が終わっていても、契約が終わっていても、着手してなかったら新しい基準でやりなさいよということになってるんですが、今のお話でも着手がいつかは答えがないと。届出を受理したのが、県が受理したのが9年の3月ですと。じゃあ、12月より前だったんだろうか、3月から12月の間なのか、それよりもっと後だったんだろうかというのは、これは幾ら聞いても分からないのでこれ以上追求はしませんし、追求しても意味がありませんから、過去に遡ってどうこう言ってもですね。これは、だから極めてこの基準が曖昧であると。1か0.1かどっちかだろうなあということは言えるわけですね。それで、仮に0.1、その駆け込みで、その甘いほうでいいんだから1以下でいいんですと言ったって、それはできれば0.1を守りなさいよということになるんだろうと思うんです。それは、当然人体への影響については実際にどれだけ出ているかによって見なきゃいけないんですから、そういう観点で、じゃあ0.1を仮に基準として、23年以降か、あるいは29年以降かでですね、それぞれ何回か測定してるわけですけれども、合格率はどうなっているのか、お答えをお願いしたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 いただいたデータ全てについて検証いたしました。提供のありました28回分の測定データのうち、0.1以下のデータは11回分となっております。率としてはちょっと計算しておりませんでしたが、4割弱の数字かと思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 28回だとすると、合格は11じゃなくて9じゃないかと思うんですが。私も28回分のデータはいただいたんですが、さっきの話では令和3年1月の数字も入ってましたからちょっと分からなくなったということなんですが、0.1以下で見ると、私も丁寧にこう拾ってみました。平成29年から令和2年、この4年間では16回ありますけれども、そのうち0.1以下は6回で、だから大体3分の1ぐらいしか合格してない。しかも最大値は0.5になっている。最小値は、さっき0.05と言われましたが、0.056ですね。2年の12月までで見ると0.056と。だから、大体10倍ぐらいのぶれがあるなというのが分かりました。それから、23年から28年で見ると12回、6年間。これ、1回ずつなんでしょうかね。A、B、それぞれで12回ということになるのか。あるいは年2回測っているのに1回にまとめて数字いただいたんか、そこもまた後で見せていただきたいと思いますが、最大値が0.94で最小値は0.052と。0.94というと、もう1に相当近づいてることになるんですが、でも合格、1だったら合格ですけれども、すれすれ。0.052だと0.1よりもまだ半分ぐらい少ないということで、これはぶれ幅見ると20倍になります。それで、12回のうち3回が合格、0.1より小さいけど9回は0.1を超えてるというふうに私は読んだんですが、そちらは今28分の11であると言われましたから、その数字はとにかく、いずれにしても半分以上あるいは3回に2回ぐらいは0.1は超えているということなんですが、こういうような状況についてどのように考えるか、町長にちょっとお考えを伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 先ほども申し上げておりますが、1ナノグラムという排出基準は満たしているということで報告を受けている状況でございます。また、現工場設置の際には、環境対策といたしましてバグフィルターの設置、活性炭の吹き込み等を行っており、その当時できる限りの対策は実施しているものと考えております。冒頭申し上げましたとおり、次の新しい施設はさらに排出基準の厳しいものを自主基準値として設けて建設するものでございます。その辺、ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 甘い基準を取って、これで満たしてるから、でも努力はしてるというお話もちょっとありましたけど、私もどうしてそんなにぶれがあるのかを丁寧に考えさせていただいたし、皆さんの意見も聞かせていただきました。やっぱりそういう目でですね、このデータというのは常に見ていってほしいと思うんですね。それぞれ決められた範囲内だけでやってると基準以下だからもういいですということで終わってしまいがちなんですけれども、それで西部環境でも話していたら、じゃあそれはなぜか調べてみますというようなことで答えをいただいたのは、その高いのは夏場なんですよね。冬は低いというのが一般的な傾向です。それは、集じん機で、夏場の入れた草がドカ落ちしやすい。それで不完全燃焼しやすいので高くなってるんじゃないだろうかというお話です。だとしたら、それは草の持込みを減らせばいいんじゃないのということになりますし、乾かして入れればよいとか、あるいはその集じん機の部分をドカ落ちしないように改善するとか、いろんな方法があるかもしれないと。できるだけ低くするにはですね。だけど、費用効果というようなこと、いろんなことを考えてこれは対策を取らなきゃいけないから、ここはかなり政治的な話だと思うんです。そういう意味で、さっきね、町長どう考えますか、新しい基準で見たら半分以上も満足してないんですよ、どういうふうに考えたらいいですかねということを言ったんですが、何か対策を取る。まだ今後も古いものを使っていくんですから、そのときに対策を取るかどうか、ご意見を賜ればと思います。町長の意見、よろしくお願いしたい。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 仁科議員がおっしゃられている、排出された結果に非常にばらつきがあるということで、その原因はおおよそこういうことではなかろうかというふうなところは西部環境施設組合のほうがお答えしているようですが、そういった原因がなかなか明確になっていない中で、新たに対策をというふうなことはちょっと難しいのかなあとは思います。ただ、仁科議員もおっしゃられたような、乾燥し切ってないような草木の持込み等については、できるだけ乾燥するようにとかそういうふうなことは、乾燥したものを持ち込むように、燃えやすいような状況にするようにというふうなことは各構成市町を通じて申入れをすることは考えていってもいいかなと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 お金かかったり、持ち込む人の手間になってくるので、よく考えて、本当にどういう効果があるかもよくよく追求してですね、もし必要なら考えていただいたらと思います。 次に、その測定点の、環境の測定点ですね。環境も全て満足しているということのようですが、これは数字、また後で細かくいただきたいですけれども、その測定点はどのようにして決めているのか。岡山県ではそれぞれについて何点あるのか、里庄町、その周辺ではどうなってるか伺います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。環境基準の岡山県が設置しております測定点でありますが、場所の選定につきましては効率的に地域の汚染の状況を把握できることなどを考慮し測定地点を選定していますとの回答がありました。 まず、ダイオキシン類の大気の測定地点ですが、県内に14か所あり、一番近いところは笠岡の茂平測定局です。 河川の測定地点は、ダイオキシン類が県内に40か所、水銀が46か所あり、一番近いのは里見川・鴨方川合流点です。 地下水については、令和2年度では21か所で測定されており、一番近いところは笠岡市今立です。この測定は、2年に1回、里庄町内でも実施されています。 土壌については、令和元年度では30か所で測定されており、一番近いところは笠岡市富岡です。この測定も2年に1回、里庄町内で実施されています。 以上でございます。 ちょっと年度を誤りました。地下水については「令和2年度」と申し上げましたが、これは「令和元年度」の間違いでございます。訂正させていただきます。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 はい、すいません。大気は茂平だと。茂平を何で取ったかというたら、多分日本鋼管を頭に置いたんじゃないかと。大体、県も環境省の指導によって、大体ホットスポットで取っていますというような感じで言ってましたから、茂平といったら日本鋼管を頭に置いたのかなあ。寄島で取られてますよねえ。これは水島の影響かなあというふうに私は推測したんですが。それで、河川は鴨方川と里見川の合流点だ、浅口市のあそこですよね。答えがありませんでしたが、わざと避けていますが、令和元年は今立だとおっしゃいますけど、地下水は里庄町里見で28年、30年、令和2年と、こういうふうに1年置きに里庄町里見で取っているというふうにあの評価計画で入っております。今立で令和元年はやったかもしれませんが、令和2年は里庄町里見と。それから、土壌についても、30年、富岡とおっしゃるけど、28年は里庄中学校、令和2年は里庄東小学校と出ているわけですから、それはもうきちっと答えていただきたい。里庄中学校と里庄東小学校は分かるんですけど、里庄町里見、井戸水取ったのはどこどこだったのか教えていただきたい。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。今資料でございますのが平成28年度と30年度でございますので、その2年についてお答えさせていただきます。 平成28年度は岩村地区でございます。平成30年度は高岡地区でございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 いやあ、それ、岩村というと私のところだなあということが分かってきたけど、でも分かりませんよ。岩村っていうんじゃどこだか分かりませんから、何で言わないんですか、どこそこ。何丁目何番地の誰それさんですよ。誰それさんの井戸ですよと。あるいは30年、高岡だったら誰それさんの井戸です。令和2年はもう去年のことですから、どこの井戸取ったかということで言われたらいいと思うんですけどね。そういうふうにして取っていったら全部合格でしたというんなら、それは大変有り難い。当然結構なことですけど、出たらそれは大問題ですよね。出るはずがない。出ちゃいけないんですから、そういうことで、取ったけど大丈夫だったということを言っていただきたいと思うんですが、いずれにしてもね、今聞いた説明からも、この測定点の取り方は、ごみの焼却施設を念頭に置いて取ったんじゃないというふうに考えられますよねえ。ごみの焼却施設を頭に置いて取るんだったら、もうちょっと金山かその周辺の井戸水を取ってみるかなあとかね。岩村でもいいですよ、時には。1キロ離れたらどうか、2キロ離れたらどうか、4キロだったらどうかというのを見ていく意味はあると思うんですが、どうもそういう考え方で取られたんじゃないんじゃないかと思うんですが、その点を伺いたいことと、それじゃあ、その近くのほうを取るべきじゃないかと私が言ったのもちょっと軽率かもしれないんで、じゃあダイオキシンが煙突から出たものはどこに一番落ちるんだろうかというような、その拡散はどのようにしていくのか。そして、最後は落ちるのか、もう気中のままで落ちないのかですね。そうすると、大気はどういうふうに測ればいい、土壌や地下水は、井戸水はどう測ればいいということが出てくるわけですが、この拡散なり落ちる状況をどのように考えればよいか伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 まず1点目ですが、この県が測定している地点につきましては、町のほうが推薦して実施しているところではございますが、もともとの県の趣旨は県下全域の環境の状況を測定するためのものということで、焼却場に特化したものではないと認識しております。焼却場の影響を受ける可能性が高いであろう地点に、調査につきましては、必要であれば一部事務組合のほうが実施するべきものと考えます。 ダイオキシン類がどのように拡散されるかというご質問ですが、これにつきましては季節的な変動、風向き、気温、湿度等により、拡散、希釈の仕方は変わると思われます。もともと低濃度のものが希釈され、拡散されることで、さらに低濃度になりますので、影響は限りなく少ないと考えています。基本的には、ダイオキシン、水銀につきましても、水には溶けないものでございますので、煙突から煙、風に乗ってある程度のところまで行き、そこからは土壌に落ちるか、水路に落ちれば水に流れていうこともあるでしょうし、様々なところへ、どういうんですかね、残っていくというふうに考えております。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 必要だったら組合が調査するはずだとおっしゃるけど、してないわけですよね。組合では環境調査はしてないと。県がその測定点によってやってるだけだというふうに聞いてるから、私は疑問を持っているわけです。どのように、じゃあ拡散したり落ちたりするのかということですが、いろんな影響によりますと。だけど、大丈夫ですよというような、そんな話じゃなくて、もうちょっとそこは科学的に見ていただきたいと思うんですよ。それで、安全なら安全だと。やっぱりさらに測定などをして、見ていくべきじゃないかというふうに判断をしていただきたいと思います。 私は、それは専門家でありませんので、一番の専門家に私は知り合いがたまたまいたので、最近ようやく聞くことができました。そしたら、こういうことを言われた。それが正しいかどうかはまだ分かりませんが、水銀は拡散して落ちないとその方はおっしゃったんです。金属だから落ちるんじゃないかとかとも思ったけど、化合してますからねえ。それから、ダイオキシンのほうは、こりゃあベンゼン環に酸素がくっつき、そこにまた塩素がくっつくからダイオキシンになっていると。これは有機化合物で、落ちると。だけど、すぐには落ちないので、ある程度気中にいて、そのときに太陽光で、紫外線も入ってます。その紫外線で分解するだろうと。だけど、分解する年限は、半分減るのが5年か10年か結構時間がかかるねと。ダイオキシンの危険性を非常に言う人は、ほとんど分解しないと。積もり積もってと言う方もおられるから分からないですけど、まあ減ってはいくようだなあと。でも、その間に地上に落ちますと。それが、さっきおっしゃったようないろんな条件によります。煙突の高さ、あるいは地形、風向、風速、湿度、いろんな影響で、いろんなことが起きてきますよね。こういうものについては、シミュレーションした結果があるんじゃないですか。コンターがあるんじゃないですかっていうふうに質問しましたら、それはありますと。でも、この里庄町のこれに当てはまるかどうかは分からんけども、大ざっぱに言うたら60メーターぐらいの煙突のとこからぴっと吹き上げとったら、1キロメーターほど離れたところが一番濃くダイオキシンは出るんじゃないだろうかということを、一応ですね、ざっと言えばそんな感じはするなあというぐらいな話ですから分かりませんが、そうおっしゃってました。だったら、それを念頭に置いて測定点を置いてみて測ってみたらいいんじゃないかなあという気がするんですけれども、このダイオキシン、水銀がどのように拡散してると考えるかっていうのは、町長はどのように理解されてるか。というのはね、後のほうで出てくるんですが、半径500メーター以内で物事を進めていくという考えに立ってますから、いやあ、もうちょっと広いんじゃないかと。1キロ、あるいはそれより2キロ、4キロとこう行くんじゃない。岩村の井戸水と言ったからああと思ったんですが、そりゃあ広いかもしれんなあということを頭に置いて物事を進めていっていただきたいなあと思うんで、町長、どのように感じられるか伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。現在、環境影響評価というのを実施しているところでございまして、区域内の調査を行って、その結果がもうじき出てくるところでございます。そういった結果を基にですね、どの辺がどのように影響が出るかということも示されると思います。また、新たな環境基準、満たしているかどうか、そういった調査地点を設けることでですね、地元住民の方、里庄町内の方につきまして安心が持っていただけるということがあるようでしたら、町といたしましても西部衛生施設組合のほうに新たな観測点を設けるよう申入れをしてまいりたいと考えます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 現在、環境影響評価の中で測定をしてるということでしたけど、何か土壌について500メーター以内で何地点か取ってやってるという話は、うわさとしてはちらちら聞こえてきてるんですけど、そう広範囲に取ってるように思えないんで、いずれにしましても今後はこの煙突から出る煙を測るだけではなくって、この周辺の大気ですね、それから土壌、水質等について、町内何か所かに、さっき申し上げたようなコンターを頭に置いて、それぞれどういうふうになってるかということが分かるように。でも、やっぱり素人考えで、一番そばにたくさん落ちるんじゃないかと。ばいじんなんかは当然そばに落ちるでしょうから、そこら辺により濃密に取るようにしながら測定をしていただきたいと思います。さっき、今後検討しますというぐらいの感じでお話がありましたが、もう一回お答えをお願いしたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 状況を見て判断してまいりたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 よろしくお願いしたいと思います。 もう時間がなくなりましたんで、ここはまた、後は次回回しにさせていただいて、デマンド型200円乗合タクシーの運行について、行きたいと思います。 10月30日の新聞に、国交省が、他人同士が同乗するタクシー相乗りを11月1日から全国で解禁すると発表しました。どういう内容か分かれば、ご説明をお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 村山企画商工課長。 ◎企画商工課長(村山弘美君) 〔登壇〕 仁科議員の、タクシー相乗りに関する新聞報道について、詳しい内容が分かればとのご質問をいただきました。 スマートフォンの配車アプリなどを通じて、目的地の近い旅客同士を運送開始前にマッチングし、タクシーに相乗りさせて運送するサービスを認める新制度について、国土交通省から発表があったことは承知しておりますが、詳細については把握しておりません。 失礼いたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 私は、かねてから町内の高齢者や障害者、子供さん、あるいは運転免許を持たない人たちのためにデマンド型で200円乗合タクシーの運行をすべきだと。乗り合いですから、200円あれば3人乗りゃあ600円ですからいいんじゃないかと思って言ってるんですが、そういう運行システムがこの里庄のようなコンパクトな町には最もなじみやすい、それから町民のニーズにもぴったり合った最適なシステムだと私は考えております。今回のこの国交省の発表を受けて、町長は今後政策としてどのように考えていくつもりなのか、そのお考えをですね、伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 失礼いたします。今までのですね、町民の方、特に高齢者の方のアンケートを見るとですね、やはり日常生活、買物や通院での足の確保ということについて非常に不安を感じられている方が多いということと、要望も高いというふうなことが出ておりますので、私としてもそういった高齢者の方の足の確保ということは非常に重要なことであると、このように考えております。 これからですね、アンケート調査を実施いたしましてですね、里庄町においてどのような交通形態がいいのか、そういうふうなことを、ほかの市町の取組等を研究しながらですね、慎重に取り組んで考えてまいりたいと、このように考えております。その一つの手法としては、仁科議員おっしゃられたようなデマンドタクシー、またデマンド型バスというふうなことも一つの検討の材料になるのではないかとは思いますが、最終的にどう結果が出てくるのかというのは今のところまだ未知数でございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 今、タクシー補助券を出してますけど、予算は結構残されてますね。使い残しになってる。あれ、使いにくいと。あるいはまた、それが対象から外された人が不公平だとかいろんな意見があります。だから、そういういろんな意見をよく聞いて、そしてやっぱり車がないからしょうがない、1人で車がなくなったら子供のところへ行くからいうて町外に移転してる人もかなりおられるというような状況を、相当綿密に皆さんの意見、状況を把握すると同時にですね、どういうシステムにしていくかということを考えていただきたいんで、そのときに、そうしていただくかどうか。そのときにはね、この前のシステムの、防災システムの話でね、ちょっと勉強しちゃったんですが、あまり執行部だけで走ってしまうといいことはないと。いろんな知恵をもらうような研究会の場をつくって、やっぱり練っていただきたいと思うんですが、その点について伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 この事業につきましては、やはり将来につながるものでございますので、仁科議員のご提案にもありますように慎重に取り組んでまいりたいと、このように考えます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 あと30秒ありましたのでお話しさせていただきたいと思いますが、オガールプラザで有名な岩手県の紫波町、駅前の空き地をオガールでいろんなものをつくって非常に成功したと。あそこで、今度はデマンド型乗合バス、しわまる号を運行することにした。やり手の企画課長がいて、次々いろんな手を打ってるんですね。これは人工知能を使ってやります、配車システムは。1人500円です。でも、2人連れてきたら300円ですというようなことなんですが、そのような感覚でぜひよく研究していただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科議員、答弁が要りますか。            (6番仁科英麿君「いいえ、もうすいません」と呼ぶ) 終わりで。はい。 それでは、この際15分間の休憩をいたします。            午後3時37分 休憩            午後3時54分 再開 ○議長(岡村咲津紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 鈴木農林建設課参事より発言の訂正の申出がありますので、これを許可します。 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。先ほど答弁で誤りのほうを私のほうがさせていただきましたが、すいません、私のほうが金額のほうを誤ってお伝えしてましたので、ここで再度訂正させていただきます。 正確には、1種の免許を取得し装薬銃を所持する場合、「11万」ではなく、私、先ほど「3万5,000円」とお伝えいたしましたが、正確には「3万8,500円」でございます。大変申し訳ありませんでした。 ○議長(岡村咲津紀君) 次に、10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 失礼します。平野です。もう4時が5分前ということで、5時までには絶対終わらせてくれえと。それは、議員の中からそういう意見がある。執行部じゃあねんで、それを勘違いせんように。 それでは、やらせてもらいます。 1番目の、空き家対策についてお尋ねいたします。 以前も私が空き家対策について質問して、空き家対策の条例が今里庄でもできましたが、空き家の適正な管理についてのことが主だと思います。町内の空き家には、まだまだ使用できるものがあり、所有者の中にも空き家のままにしておくよりは誰かに使ってもらいたいと思ってる人や、関東などの遠方に住んでいて空き家の管理に困っている人もいると思います。町としても、これから空き家の活用をどのように考えてみてはどうかと思います。 まず1点目に、町内には人の住んでいない空き家と言われている建物がどれくらいあるのか、調査などして軒数が分かっておると思いますが、お答え願います。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。
    ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。町内には、人の住んでいない空き家と言われている建物がどれぐらいあるのか、そういった調査をしているのかというご質問でありますけれども、当町では平成27年度及び平成28年度に町内全域の空き家調査を行っておりまして、その時点では106軒、106軒の空き家があることを把握しておりました。そして、本年度、これからの空き家につきまして課税状況や航空写真、それから現地確認をした結果、実際には本当は管理をしていたりですね、既にもう壊されたり、そういったものもありまして、本年度83軒の空き家があることを認識いたしております。 また、里庄町では、里庄町空き家対策計画を策定中でありまして、この計画の策定に当たりまして、町が把握している、先ほど申し上げました83軒の空き家の所有者に対しまして、今後どのように空き家を管理運営していくのかと、そういった意向調査を行いまして、その結果から有効回答を83軒のうち53軒の方にいただきました。そして、そのうち35軒の空き家が確実に誰も住んでいないということが今判明いたしている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 83軒の空き家があるということで、81人が住んでいないということですね。前も1回僕の友達が家を買うてくれというて町長に言うたら、よっしゃいうて言うて、よう調べたら道路が狭えし、家をめぐのもぎょうさんかかるけんやめたと。財政の負担なる言うたことがあるんですが、やはりよその町へおる人は自分の実家が空き家になっても自分で壊すのは金がかかるし、何とかしてもらおう思うて言うたんですが、やっぱり町としてはみんなの税金をつぎ込んでまでも家をめぐわけにはいかんという答えじゃったように思います。これから先もそういう意見は出てくると思いますが、ただいまある空き家の中でも管理が適正にできていないため瓦が崩れて道路に落下したり、塀が崩れ、そういうようになっているような危険な空き家というのが今どれくらいあるのか、総務課長、ちょっと教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。危険な空き家がどれぐらいあるのか調査をしているのかというご質問ですけれども、平成27年度及び平成28年度の調査時点では、空き家の危険度判定を外観の、外から見てですね、行って、危険度の格付を行っておりました。平成29年度以降は再調査はしておりませんけれども、特に危険性の高いと認識している建物については、関係者との連絡調整に努めながらですね、その辺は管理をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 危険な空き家は、はっきり分からんいうことじゃな、数は。な、そういうことじゃな。 それでは、3点目にお聞きしますが、浅口市がやってるような、空き家を皆さん使うてくださいとあっせんする、不動産屋に頼んで、空き家を誰か買ってくれんかというような、そういうような事業をこれからやってみてはどうかと思いますが、その点についてはどうですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。空き家をあっせんするような事業をやってみてはどうかというご質問ですけれども、当町では現在、今後の空き家対策の基本的な考え方となる里庄町空き家対策計画を作成しておりますが、この計画策定において空き家バンクの創設など、空き家の利活用を促進させる事業についても、近隣市町の取組状況やそれぞれのメリット、デメリットなども研究しながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 まだ今のところやってないということじゃな。これから勉強してやっていくということで、まあ頑張ってやってください。 4点目の、町内の空き家を買った人に対して固定資産税の減免などの、これから対策をしていったらどうかと思いますが、その点についてお尋ねいたします。これは、村山さんかのう。そっちか。赤木か。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。平野議員さんの、空き家を買った人に対しての、そういった固定資産税の減税などと、そういったご質問ですけれども、今空き家対策計画を進めておりますけど、今はですね、非常に危険な空き家とかそういったところの管理の仕方のことを優先的に考えております。そういった中にですね、そういった税の減免制度等も設けることは非常に有効な手段であるというふうに考えております。平野議員さん今おっしゃっておるのはですね、全国的にもほかにも古民家の再生であるとか空き家リフォームの補助金、助成金で、そういった形で定住促進を進めている自治体があります。そういった中に、併せて固定資産税の減免、減税とかそういったものをしている自治体もありますけども、現時点ではですね、最優先なのはそういった特定空家に、そういった危険な空き家対策で何か有効な減税対策が使えればというふうに今考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 里庄町は、ご承知のように、もう不動産屋が宅地にすればすぐ売れる、そういうふうな地形が、東が倉敷、西が福山、その中間点にあって、2号線が通っている、山陽本線が通っている、高速道路も近いということで、これからもう里庄は人口が減らんのは、やはりよそから里庄が住みやすいいうて来る人が多いからじゃと思います。そうした人に対しても、この空き家を利用して何とか人口を増やしてもらいたい、そう思っております。 それでは、5点目の地区別に空き家地図のようなものも作成して、今後の空き家対策に活用してみてはどうか。これは、役場へ来れば、空き家がありますか、どっかええとこありますかいうて言うたのを、ぱっと広げたら、この空き家の地図が出とれば、ああこれはいいなあ、ちょっと品物を見せてもらおうかいうような人が里庄の町にも訪れるように、こういうようなものを作ってはどうかと思います。その点についてお尋ねします。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。空き家の地図のようなものを作成して、今後の空き家対策に活用してみてはどうかというご質問でありますけれども、現在町が把握している空き家につきましては、地図上に落として把握をしておりますが、今後も空き家はどんどん増えていくことが予想されております。そういったことも考えてですね、そういった地図上に落として、そういったものを作ることは非常に重要なことだと考えております。こうした取組も含めまして、引き続き里庄町にとってどのような対策が有効であるか、先進事例等も参考にしながら研究を進めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 空き家をなるべくなくして、そしてもう里庄はよそから来たもんもここで住んでもらうと、そういうような町にしてもらいたいと思います。 2点目を、時間を、今日スピードを上げてトップで行きますんで、2点目の職員のアンケートについて。 これは、この前の9月議会で私が質問しましたが、町長は答える気が全然ない。そういうようなあれを聞きまして、私も職員がかわいい、職員が大事だ、だから質問しょんですよ。私は一町民として役場へ来て、役場の職員が平野さんおはようございますいうて笑顔で迎えてくれるような町にしたいからです。それには、絶対に職員にストレスをためない、貯金はしてもストレスは貯金しない、そういうような明るい職場にしてもらいたい。それがねえ、やはりもう私も長く役場へ来ますが、最近本当に職員が悩んで鬱病になったり病気になって休んだり、そういうような話をよく聞きます。そのたびに、私はもう胸が痛いん、ほんま。議会は町民の代表であって、町民のことだけ考えとりゃあいい、そういうもんじゃないんですよ。やはり職員は、我々で言やあ会社の従業員と一緒ですよ。議会も、職員が大事にしてくれるけん私は長く出られた。職員に頼んでも、何を頼んでも、知らん、平野さん、もう予算がありません、こういう返事では私はもう情けないけん長う議会出られとらん。だけど、9期も出してもろうた。それは誰のおかげですか。町長のおかげもありましょうが、やはり職員のおかげですよ。その点について、私はまた、この9月議会で町長がいけん言うたんですけえど、9月議会で職員アンケートの実施について質問しましたが、町長は実施しないと答弁したが、最近私も買物に行ったり、里庄の人と会って、職員の人とも、辞めた人とも会うことがあります。10年ぐらいの職員の人が辞めて、会って話す機会があって、その職員が、9月議会で町長が職員のアンケートをしないと答弁したことは少しがっかりしている。職員もいろいろな思いや考え方を持っている。仕事や職場の人間関係などの悩みを抱えている人もいます。町長は、目標設定シートや人事評価などを見ていると言っていましたが、あれは決められた内容を書くだけなので、職場の問題点を伝えることになっていない。町長は面倒くさいことは聞きたくないのが本当のところではないんでしょうかと私に言われましたが、まあそういうようなことばあもなかろうけどなあ、私もまあ議会に出とる以上は町長に差しで話ができるぐらいな力は自分ではあると思います。だから、町長にまた会うたら言うとかあいうて言うたんですが、このようなことを言っていたんですが、職員の間でも少なからずあるのではないでしょうか、こういうことが。また、アンケートだから見えてくる職員の考え方もあると思います。 町長に改めて聞きますが、職員のアンケートを取って、自分が、ここは勉強になった、ここはえかった、僕もトップじゃけどここは変えていこう、こりゃあいけんけんこりゃあやめようとか、そういうような判断のある町長だと思いますから、このアンケートはぜひやってもらいたいので、どういうような考えでおるかお聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 平野議員の、職員アンケートについてのご質問にお答えいたします。 平野議員さんをはじめですね、町議会の皆さんにおかれましては、本当に風通しのよい職場をどうやってつくっていくのかとか、職員の健康、そういうふうなことにいろいろご心配をいただいております、ふだんから。本当にありがとうございます。 アンケートのことについては、9月の議会でお答えいたしましたように、私としてはまず住民サービスの向上、それから職場の業務改善ですね、そういった建設的な意見や要望についてはしっかり取り入れていく考えは持っています。ただ、組織として、そのときの状況や環境から、それが直ちに生かせない場合もあります。また、これまでもですね、直接私のところに、こういうふうなことがあるんですとか、こういうふうにしたらどうでしょうかと言ってきた職員もおりますし、それについてできることは取り組んできたと、このように私は考えています。組織全体のことをやっぱり考えていくことが大事なことであって、確かに職員一人一人いろんな悩みを持ってる職員たくさんいると思いますが、なかなか狭い職場でございますので、一人一人の悩みを解消していくというふうなことには至っていないということもあろうかと思います。平野議員に話した職員にも、私としては面倒くさいことないので、しっかり話へ行きゃあええと言うてください。そういうふうな話を聞かせていただく中でですね、ああこれはほんまに職場全体でアンケートをせにゃあいけんなあというふうに判断したときにはですね、考えて取り組んでいってもいいかなと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 はい。今、町長の答弁がありましたが、何かあれば言うてきてくれえと。町長は、いつも町長室の扉を開けてオープンにして、何かあれば言ってきてほしいというような答弁が今ありましたが、町長は会社で言えば社長です。職員は社員です。課長や参事なら町長と直接話合いもできると思いますが、会社でも一般の社員が社長に話しにくいというのは、いろいろな問題点があると思います。まして、役場に入って年数の浅い職員は、町長と会話らしい会話をしたこともない人もいるのではないでしょうか。そういう職員に、町長に声をかけて話をするというのは、とても大事なことだと思います。町長の言うように、アンケートはしない、何かあれば直接言ってこいというのは、現実的には何も聞きたくないというように取られても仕方がないと思います。人間には、いろいろな性格を持った人がおります。言いたいことをずけずけ言う人、心に悩んでも打ち明けれない人、いろいろな人がおると思います。そういうような人をまとめて、町長は職員を大事にしなくちゃいけない。それには、やっぱり1人の力ではどがんもならん。皆さんが力を出し合って、町民のために心をきれいに持って、そして対応してもらいたい。その点をよろしくお願いしまして、この職員のことをあんまり言ようたら、職員に今度は叱られるかも分からんのんで、おめえ要らんことばあ議会で言うないうて言われたら、私はまた職員に嫌われたら困るんでこれで終わりますが、次行きます。 それでは、今度は村山さんかな、ふるさと納税について質問いたします。 ふるさと納税については、企画商工課が頑張ってやってくれていますが、幾つか質問したいと思います。最初、立ち上がったときは本当にどうなるんじゃろうか、里庄はふるさと納税が。300万、200万、400万、そういうようなとこからスタートして、今では7,000万ですかね、それぐらいふるさと納税上げています。 それではお聞きいたしますが、1点目、寄附してくれた返礼品として町内の企業の商品などを送っていると思いますが、桃などの農作物などは天候不順により収穫が困難な場合が出てくることもあると思いますが、どのような対応をしているのかお聞きいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 村山企画商工課長。 ◎企画商工課長(村山弘美君) 〔登壇〕 平野議員さんの、桃などの農作物を返礼品とした場合の対応についてのご質問ですが、おっしゃるとおり農作物は天候により収穫に影響が出る可能性がございます。そのため、ふるさと納税返礼品の協賛事業者の方には、あらかじめ天候不順が発生した場合なども想定し、自身で対応できる範囲で、無理のない、出荷可能な数量を設定していただいております。しかしながら、返礼品の出荷が困難な場合があったときには、事業者の責任において対応を考えていただくことになっております。また、どのような場合においても、寄附者の方に対しては誠意を持って対応するように私たちも努めております。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 それでは、2点目に、ふるさと納税が今年どれぐらい集まっているのかお聞きいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 村山企画商工課長。 ◎企画商工課長(村山弘美君) 〔登壇〕 今年度のふるさと納税の状況についてお答えいたします。 令和3年11月30日現在のふるさと納税寄附額は1億800万円となっております。本12月議会で補正予算を計上させていただいておりますが、令和3年度のふるさと納税の寄附額の目標として1億5,000万円を見込んでおります。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今、金額を聞いてびっくりした。ほんま1億いうような金が里庄でも集まるんじゃなあ。すばらしいと思います。今後ともふるさと納税が、1億、今年は5,000万、来年はやろうと思う。すばらしいことだと思います。頑張ってください。 それでは、3点目の、今後さらに寄附金を増やすために、どのような取組を考えているのかお聞きいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 村山企画商工課長。 ◎企画商工課長(村山弘美君) 〔登壇〕 さらに寄附金を増やすための取組についてでございますが、新たなふるさと納税返礼品協賛事業者を開拓すること、また既存事業者へ新たな返礼品の登録を依頼させていただくこと、ほかに岡山県共通返礼品となっている桃、ブドウ、梨、米などのさらなる利用等に取り組み、効率的に事業を進めてまいりたいと考えております。また、イベントなどでのPRにも積極的に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 はい。ふるさと納税は、これがしぼむようなら、もうやかましゅう言うんじゃけえど、どんどん伸びよんで、私も何も言うこたあありません。まあ頑張ってください。 それでは、4点目の、来年、国土調査室も終わるということでいろいろとあると思いましたが、職員のことをまた言うようですが、国土調査は今年が最後の年と聞いていますが、来年度からどのようにするのか。国土調査室を、不足している課もあると思いますので、残務処理に国土調査室の人もまだ最小限の人数を残して、他の課に行かせて、人手不足を補うようなことをしたらどうかと思います。その点どうですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。来年度の国土調査室の人員体制のことでありますけれども、それについては今現在検討しているところでございます。現地調査につきましては本年度で終了いたしますが、残る業務につきましてもございます。それに必要な人員をきちんと精査し、そして平野議員さんがおっしゃるように役場全体、それから各課の状況も確認した上で、人員を減らすかどうかを含め判断をしていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今、赤木課長から話がありましたが、それでは再質問いうて、これ、通告を今出しておりませんが、やはりうちの議会事務局長しょうた妹尾課長ですね、国調の。ちょっと声が聞きたいんで、今答弁が赤木課長からありましたが、やはり課のことは妹尾課長が一番詳しいと思いますので、妹尾室長に質問させてもらいます。課長としては、来年度という体制でやれば一番うまくいくと考えていますが、また課として何を残すのがよいのか、例えば国土調査室の中へ建設課を入れるとか、いろんな方法があって、いろいろな考えがあると思いますが、妹尾課長、その辺についてお尋ねいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 妹尾国土調査室長。 ◎国土調査室長(妹尾渉君) 〔登壇〕 失礼いたします。平野議員さんの、来年度から国土調査室をどのようにするのかというようなご質問についてお答えをさせていただきます。 国土調査室として行っております、国土調査法に基づく地籍調査事業につきましては、第4次里庄町振興計画に掲げておりますが、令和5年度中の事業完了を目標に、ただいま進めているところでございます。本年度は、高岡・屋中地区及び虚空蔵山系の2地区の現地調査、測量と令和2年度に現地調査を行った2地区の地籍簿、地籍図作成等、閲覧も含みますが、実施しているところでございます。平成4年度に地籍事業を着手しまして、多くの地権者の方々、関係者の方々のご協力によりまして、本年度現地調査、測量につきましては最終年度を迎えることができております。本年度で現地調査、測量は最終年度となりますが、令和4年度につきましては本年度の調査地区2地区につきまして閲覧、地籍簿、地籍図の作成等を行い、県の承認を受けた後、令和5年中に法務局での登記を完了させる予定としております。これをもって地籍調査事業の全てを終了する計画で、ただいま進めているところでございます。 国土調査室としましては、組織の全体的なバランスの中で決められた体制で、粛々と進めていくというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 私が議会へ入って、国土調査は進んどらんが、どがんなっとんないうて、その当時、岡ちゃんが室長しょうたんですが、仕事がない。カブへ乗って、びゅんと朝出たら晩に帰ってくる。予算は二千三百万か四百万つきょうる。へえで、休止団体、国からは一銭もくれん。そういうような状態だったんですが、ようやくここに来て国土調査も終わって、本当によかったなと思います。これがなかったら、未登記もまだ里庄は物すげえあると思う。それが国土調査したおかげで、国土調査を進めながら未登記も解消していった。職員は大変だったと思いますが、これで妹尾課長もどこへ今度は飛ぶんか分からんけど、まあ頑張ってください。 これで国土調査室は終わり、最後の質問に入ります。 町長は、ちょうど4年前いうか、まだ4年来とらんのんですが、1期目も終わりに近づき、来年が選挙だと思いますが、それでは町長にお尋ねいたします。町長は、この4年間で里庄町に、僕はこれをやった、これもこうした、町民がこうやったら喜んだいう実績ですね、それをどれぐらい残してくれたのか、町長にお聞きいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 平野議員のご質問にお答えをいたします。 私がこの4年間取り組んできた、その実績についてですが、その評価は町民の方がされるんではなかろうかと思います。私としては、災害復旧、それから防災・減災、教育環境、それからコロナ対策、福祉事業、それから税収、またふるさと納税など、職員は本当に真面目に取り組んでくれたと、このように考えております。これが実績です。私が考える実績です。これからも住民の方の満足度の高い、落ち着いたまちづくりを目指していきたいと、このように考えております。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 実績はたくさん残して、そしてこの評価は町民がして、来年の1月の選挙で何票あるか、期待しております。 それでは、2点目の、町長は議会との関係をどのように思っているのか。最初出たときに駅前の開発をやるというて分館場の駅へ行って、私は里庄駅の整備と開発をやりますいうて、こういうて述べとん。だけど、議会には何の話もなかった。へえで、そして議会へ上げてきて否決をくろうて、へえで町長、僕が一人一人の議員に言ってええようにしますいうて言うたんじゃけえど、やはり議会いうものは町民の代表であって町長の子分じゃねんじゃけん、議会は議会の考えがある。今後、議会との関係をええようにしていかなんだら、絶対に町の発展はないん。じゃから、議会とも相談しながら、我々も町長に言いてえことは言うし、そこら辺の関係をこれからどうやっていくのかお聞きします。2期目は無投票じゃけえ絶対通ると思いますけど、しゃべってください。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 はい。私としては、その都度できるだけ丁寧な説明や対応、そういったことを心がけてきたつもりであります。これからもそうしてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今の答弁聞きますと、議会ともよく相談しながらやっていくという、この言葉を忘れちゃあいけんで。忘れとったら、また追求するで。 それでは、3点目の、町長は職員から町長になったわけですが、町長として4年間職員を見て、今の職員をどう思いますか。それをちょっと答弁。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 私から職員をどのように見ているか、感じているかというふうなことでございますが、先ほども申しましたが、職員は全体的に本当に真面目に職務に取り組んでいると感じています。 今後、職員に望むこととしては3点あります。1点目は、国の施策に対して理解を深めて、町の行政にどう反映していくかという思考を常に持ってほしい。2点目としては、既存事業については前例踏襲ではなく、常に改善点はないかという視点を持ってほしい。3点目としては、住民の方に対して公平公正の上に、まず親切丁寧な対応を常に心がけてほしい。 以上が主なところでございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 国や県、そして里庄、これはもう3点は切っても切れないんですから、視点をしっかりと持って、前を向いて頑張ってもらいたい。 それから、5点目は、もうこれ、質問せんでもええんですが、町長は27日に事務所開きをして、へえで来年もよろしゅう頼みますということで、対抗馬が今のところ誰も見当たりません。そうした中で、無投票じゃけんわしゃあ思うようにするんじゃという、そういうような気持ちは絶対にしてもらいたくない。無投票だからこそ、次の選挙も加藤を出しとかにゃあいけん、ありゃあええいう、こういうふうな町長になってもらいたい。それには、今日私が質問しましたように、議会ももちろん協力し、悪いところは悪い、正してもらい、また職員からも慕われるようなすばらしい町長になってもらうことをお願いして質問を終わります。ちょうど5時までにやめえ言よったけど、5時より早いけんくつれえだ思うとるで。終わります。 ○議長(岡村咲津紀君) これをもって本日予定しておりました一般質問の日程は議了いたしました。 日程第2、議案第74号令和3年度里庄町一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。 提出者からの提案理由の説明を求めます。 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 失礼いたします。ただいま上程されました議案第74号について説明いたします。 最初に、議案を朗読いたします。 〔議案第74号朗読〕 それでは、歳出からご説明をいたしますので、6ページをお願いいたします。 3、歳出、3款の民生費、2項の児童福祉費、4目の子育て世帯への臨時特別給付金事業費に9,454万7,000円の補正をお願いします。これは、新型コロナウイルス感染症の影響等を踏まえ、子育て世帯に対して子育て世帯への臨時特別給付金を支給する関係経費を計上するものでございます。 続きまして、歳入の説明をいたします。 2、歳入、14款の国庫支出金、2項の国庫補助金、1目の民生費国庫補助金に追加の9,454万7,000円の補正をお願いし、合計で1億2,650万8,000円となります。これは、子育て世帯への臨時特別給付金事業の関係経費に全額充当される国庫補助金です。 以上で議案第74号令和3年度里庄町一般会計補正予算(第10号)の説明を終わります。よろしくご審議の上、適切なるご決定を賜りますようお願いいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) これをもって提案理由の説明を終わります。 議案第74号の提案理由の説明をいただきましたが、本案に対する質疑は12月7日の本会議で行いますので、ご了承いただきたいと思います。 以上で本日の日程は全部議了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次回は12月7日午前9時半から再開し、本日同様一般質問等を行いますので、よろしくお願いいたします。 皆さんご苦労さまでした。            午後4時39分 散会...